生まれなかった都市

観測日記とメニュー

20220215-16 : 精神病~表現規制

20220215

仕事。

「アワー・コネクション」やはりいい。抑えめで歌っているのがいい。

鈴木大介『脳コワさん支援ガイド』という本が出ているのを知る。『最貧困女子』あたりから『貧困を救えない国』『ギャングース』までは知っていたが最近はこういうのも書いているのか。

うつ病精神疾患が社会問題になるためにはどのような社会的条件が必要で、それが公的支援の対象になるとすればどのような正当化がありうるだろうか。

琅邪榜19話ぐらいまで。謝家の息子が気の毒すぎる。アクションシーンは、滞空時間が長いだけでこんなに剣劇に広がりが出るのに驚いた。

dommuneヒカシューがやってるのに気づいて少し遅くまで聞く。少年ホームランズは知らなかった。8 1/2の「戒厳令」かっこいい。「one pattern」のp-modelは平沢っぽい、と言ってる人がいたが、このアルバムのタイトルにはそういう意図がある。ウクライナはある程度大丈夫っぽい。

20220216

仕事。

近所の郵便局がコロナの影響で閉まっていた。いつ自分に来るか分からん。

琅邪榜22話?まで。薬持ってるのはさすがにやりすぎだろとか、誉王は屋敷の近くにいすぎだろとかいろいろあるが、そこの面白さというよりは、「恣意的な権力者の下で、公正な振る舞いが誰からも期待できない時、人はどういう振る舞いをして、どういう発想になるか」が分かるので、勉強になる。

フィクションとはいえど、登場人物の思考・発想は普通の人に理解できるくらいには理に適っていないといけないし、だからこそ勉強にもなる。フィクションを鑑賞することは充分に人生の役に立つだろう。

久しぶりにツイッターフェミニズムとかをバカにするツイートが流れてきて新鮮な気持ちになった。こういうのを面白いと思う人がまだいるのか。

実際ツイッターで「フェミニズム」っぽいことを言っている人におかしな人がいることはよくあるが、それは他のあらゆる主張に関してそうなので、特段怒りが湧いたり、そういう人々が幅を利かせていることが不正であると感じたりはしない。また、会田誠の「犬」の展示が批判を受けたり(自分は森美に見に行っていて、ゾーニングや状況なども踏まえて展示は問題ないと判断した)、広告表現が批判を受けて取り下げられたり、という出来事に違和感を感じたりすることもあるが、あらゆるフェミニストが同じ出来事に同じ反応を示すとも思わないので、「○○を批判するフェミニスト」、という類型化を行ったうえで、その○○に極端な事例を代入し、その架空の人物を断罪・嘲笑することには反対である。それは偏見であるからだ。また、「女の裸がダメなら男の裸は~」式の批判も、別に裸を批判している人たちではないのだから、的を射ているとは思えない。

最も頭にくるのは、なにか「運動」や「思想」を笑えるものとして持ってくることが、大した吟味もなく「面白い」「尖っている」とされることだ。金属バットが敗者復活でやったつかみも全く意味不明だった。赤が左であることはその人の思想の問題ではないからだ。面白くするにはそれなりの工夫が必要だ。そういう意味で、フェミニズムをいじるのが面白いと思っている人とは距離を取りたい。